有名な内科医ウィリアム・オスラー博士は、「人間は血管とともに老いる」と言う名言を残しました。
血管は、動脈・静脈・毛細血管と大きく三種類に分けることができます。
動脈は、心臓から送り出された血液が勢いよくな流れるので丈夫にできています。しかし、動脈硬化が進行して詰まったり切れたりすると即命に係わる、脳梗塞やクモ膜下出血などの脳血管障害、心筋梗塞や狭心症などの虚血性心疾患になってしまいます。
静脈は別名「貯蔵血管」と呼ばれています。心臓に戻る血液が溜まるからです。足の先まで行った血液は、ふくらはぎの静脈に溜まり筋肉が伸び縮みするポンプ作用で心臓に戻っていきます。静脈の中にある逆流防止弁が壊れると下肢静脈瘤、血栓ができて臓器に飛んで詰まるのがエコノミークラス症候群です。
それでは、毛細血管が老化するとどうなるでしょう?
オルゴン療法とは・・・

愛媛県松山市在住の越野稔先生が考案された健康法です。
誤診と薬害に苦しみ、死の病を体験した越野稔先生が「病院に行かなくても、薬を飲まなくても、病気を治す方法、痛みを取り去る方法はないだろうか・・・」と研究を重ね開発されたのがオルゴン療法です。

様々な症状の方が改善されています。

マッサージでもないし、東洋医学なんですか?

東洋医学でも西洋医学でもありませんし、整体やマッサージでもありません。
体の不調に悩むすべての人を健康に導く、全く新しい施療方法です。

具体的にどんなことをされるのですか?


まず血管についてお話します。
心臓からでた血液が、手足の先端まで行って心臓まで還ってくる時間は、おおよそ1分と言われています。
動脈の一番太いところは、心臓を出たところで500円玉ほどの太さです。腹大動脈で2pぐらい、太ももで鉛筆、さらに細い細動脈でシャープペンシルの芯ぐらいの太さです。
血管は、動脈、静脈、毛細血管と三種類に分けられます。この血管をすべてつなぎ合わせると10万キロメートル、地球二周半になると言われています。しかも、その99%を毛細血管が占めています。
動脈は、体の深部を通っているので見えませんが浅いところを通っている静脈の一部は、肉眼で見えます。手の甲や腕に青く浮き出ている血管です。
ところが毛細血管になると髪の毛の10分の1、0.1〜0.008oという顕微鏡世界の細さです。赤血球の直径が0.008oですから一番細い毛細血管では、一列にならないと通れません。
人は、動物と違い二足歩行です。立っているために足の先まで流れた血液は、重力に逆らって心臓に戻ってこなければなりません。
それを支えているのは、ふくらはぎを中心とした筋肉の伸び縮みです。
運動不足やデスクワークの多い方が夕方になると脚が浮腫むのは、血液やリンパ液が戻り切れずに溜まっているからです。
言い換えれば、足の先ほど血液が還りにくく滞りやすい、毛細血管は細くて詰まりやすいと言えます。
だから手足の末梢部である指先から施術するのです。

血管てそんなに沢山あるんですか!驚きました。脚が浮腫む理由がよく分かりました。

次に手や足の先端部で発達している動静脈吻合部という血管構造についてお話します。
少し難しいですが図を使って説明します。

毛細血管のところの模式図が次です。

でもドロドロ血液など血液の質が悪いと詰まって流れにくくなり血管は、捻じれていきます。

赤い赤血球は分かりますが黒いイガイガは、なんですか?
捻じれた血管て、不気味ですね!私大丈夫かしら?

注目していただきたいのは、平滑筋からなる前毛細血管括約筋と言われる黒いツブツブです。

前毛細血管括約筋は、弁みたいなもので交感神経が優位になると緊張して血液が流れなくなります。
反対に副交感神経が優位になると弛んで弁が開き、毛細血管の隅々まで血液が流れる仕組みになっています。

私、冷え性で手足がいつも冷たいんですが?
その弁が閉まっているのでしょうか?

そうですね!オルゴン療法は、末梢を刺激することで弁を開けて詰まりを取り去り、血液の折り返し点である手足の先端部から血流改善する全身療法なんです。
冷え性が良くなって使い捨てカイロを買わなくなった人が沢山おられます。

それに全身の血流が良くなるので体温が上がります。
平熱が36度を切ると免疫力がガクンと下がると言われていますがオルゴン療法を続けていると免疫力が上がり風邪を引きにくくなります。

私のような、素人にもできますか?
それに母の体調が悪いので母にも施療してあげたいのですが!

私達、認定指導員がリングの持ち方からお教えいたします。
詳しくは、研修会勉強会案内をご覧ください。