井穴のツボから白い塊が!

白い粉
 毎日末梢施療を続けていたら、爪の生え際の角から、白いものが出てきました。リングで押すと、中から押し出されるように白い大きな塊が出てきたのです。今まで飲んだ薬なのでしょうか、それとも老廃物なのでしょうか。
「これが本に書いてある噂の白い粉?」と思いました。

 

 爪の生え際の角には、ちょうど井穴と言うツボがあるところです。鍼には、刺絡療法と言って、井穴のツボに鍼を刺して少量の血を抜くという治療法があります。これは、とても良く効くんですが、痛いんです。オルゴンは、もっと痛いですが!(笑い)

 

 いったん白いモノが出始めると、まるで口が開いたかのように毎日出るようになりました。爪のまわりも白い粉が吹いたように真っ白になります。

 

 粉や痛みが出る指は、変わることがあります。足の指の井穴は、第一指は脾経・肝経、第二指は胃経、第四指が胆経、第五指が膀胱経と言うように、それぞれの臓器に属しているので、それらの経絡の異常が、白い粉や痛みに関係しているのでしょうか。

 

 とにかくリングで擦ると身体が快調になり、元気が出てくるので、これは患者さんにも勧めてみようと常連さんに「こんな治療法があるけれども一度やってみません?」とお試しで足の末梢療法をやるようになりました。

 

すると効果が出る人には、出るということが分かりました。だいたい4つのパターンがあるようです。

  1. 物凄く痛いが、ポカポカ温かくなって気持ち良いから、またして欲しいと言う人
  2. 痛いだけで何も感じないし変化もないから、もういいと言う人
  3. ほとんど無痛で「何これ?」と言う感じの人(まったく健康か、極めて悪いかのどちらか?)
  4. 1,2回目は痛くも何ともないが、3回目ぐらいで激痛に変わる人(末梢の詰まりが数回の治療で取れた?)

 Sさんという72歳の女性は、このCの例でした。久しぶりに電話がかかってきて、「治療を受けたいけれども、足が浮腫んで歩けない」と言うので、オルゴンリングを持って往診に行くことにしました。

 

 すると、右足は足全体が茶褐色で、まるで象の足のように腫れ、所々於血斑が出ています。指の股はジュクジュクしており、臭い液体が染み出していました。

 

 かかりつけの医師は「内科的には異常がないので、もっと歩くように」と言ったそうですが、とても歩ける状態ではありません。これは末梢が詰まって循環が悪くなり、行き場を失った老廃物が於血斑や臭い液体となって出てきているのだと思いました。

 

 オルゴン療法について説明し。「痛いけどちょっと我慢してください」と言ってからリングで擦りました。ところが、本人はまったく痛くも痒くもないようなのです。赤くもなりません。あまりに詰まっていると痛みを感じないことがある、と越野先生の本に書いてあったことを思い出し、これがそうなんだろうか?と思いました。

 

 そして3回目に行った時のことです。Sさんが初めて「痛いわ!」とおっしゃたのです。今日は何かが違う、と思い懸命に擦ると、指のまわりや甲が白くなってきました。終わると足が赤くなり、Sさん自身も「温かいわ!」とおっしゃいます。詰まりが取れてきたのだろうと嬉しくなりました。

 

 次に訪問すると、「朝起きたら足が真っ白に粉吹いていたの!お風呂で毎日足洗っているのにおかしいな?」と首を傾げていました。翌朝も、足首から下が真っ白になっていたそうです。擦った時だけ白い粉が出るわけではないんですね。

 

 一月ぐらいでだいぶ良くなられたので往診は終了したのですが、二ヶ月後に来院されたときは、見違えるようにキレイな足になっていました。

 

 

 

 

 

 

井穴:手足の先端にあって脈気の出るところで、水流に例えると泉の湧き出るところにあたる。

於血:汚れた血、もしくは流れの悪くなった血を言う。

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