老いる血管

 

有名な内科医ウィリアム・オスラー博士は、「人間は血管とともに老いる」と言う名言を残しました。

 

 血管は、動脈・静脈・毛細血管と大きく三種類に分けることができます。

 

 動脈は、心臓から送り出された血液が勢いよく流れるので丈夫にできています。しかし、動脈硬化が進行して詰まったり切れたりすると即命に係わる、脳梗塞やクモ膜下出血などの脳血管障害、心筋梗塞や狭心症などの虚血性心疾患になってしまいます。

 

 静脈は別名「貯蔵血管」と呼ばれています。心臓に戻る血液が溜まるからです。足の先まで行った血液は、ふくらはぎの静脈に溜まり筋肉が伸び縮みするポンプ作用で心臓に戻っていきます。静脈の中にある逆流防止弁が壊れると下肢静脈瘤、血栓ができて臓器に飛んで詰まるのがエコノミークラス症候群です。

 

 すべての細胞に栄養と酸素を運び老廃物と二酸化炭素を持ち帰る生命活動の最先端にある血管が毛細血管です。毛細血管に異常が起こっても切迫した事態には繋がりませんがゆっくりと確実に病気の影は忍び寄ってきます。


 

動脈と静脈

 

血管の長さ

動脈・静脈・毛細血管をつなぎ合わせると長は、約10万キロメートルで地球2周半すると言われています。
そのうちの99%を毛細血管が占めています。

血管の太さ
種類 大動脈 腹部大動脈 動脈 細動脈 毛細血管
直径 2〜2.7cm 1.5〜2cm 5o〜9o 0.2〜0.5o 0.1〜0.008o
500円玉 ホース 鉛筆 シャーペンの芯 毛髪の1/10

血液の量

体重の13分の1と言われています。60`の人なら60`×1/13=4.62g
心臓から全身に送り出された血液が再び心臓に戻る時間は、60秒以内と言われています。

血液量の70%を占める下半身の血液の戻りが悪いと、心臓は、残りの血液で補おうと頑張り続けます。頑張りが続くと血圧が上がり心臓への負担から心疾患へと繋がります。

 

 

下半身の血液

 

強い圧力を受けるので中膜が発達している。

心臓のポンプ作用で末梢まで流れやすい。

壁が薄くて伸びやすい、別名貯蔵血管。

血液は、重力に逆らって心臓に戻りにくい。下半身、特に末梢(指先)ほど滞りやすい。詰まっている!
そんな理由で、オルゴン療法は足の指先から施術を始めます。末梢部の詰まりを取り去り全身の血流を良くしてから、痛みのある部分や悪いところを施術します。末梢施療は全体治療です。では、末梢部の詰まりとはなんでしょう?次の「毛細血管の流れ」をご覧ください。
 
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